感謝。そしてがんばるらいふぶろぐ(仮)

結婚式準備と新生活でのあれこれめも。

妊娠しました。

私事ですが、というかこのブログに私事以外のことを書いたことがありませんが、妊娠6カ月になりました。

職場の方、友人、親、何より旦那さんにたくさんたくさん助けてもらいやっとの思いで6カ月を迎えましたが、色んなことを感じ、経験したこれまでだったので、簡単にここに記しておこうと思います。

まず、妊娠が分かったのが8月の半ば。病院に行く前から、これで妊娠してなかったら内科行きだよね!ってくらいの体調のおかしさで、そこからつわりが始まり10月はじめくらいまでは常に何かしらの不調を抱える日々でした。

つわりは決して重い方ではなかったと思います。食べ物は何かしら食べられたし、吐くこともありませんでした。空腹になると気持ち悪くなるので、常に何かを食べていたくらい。ただ、気持ちが自分でびっくりするくらい落ち込みました。普段なら待ち遠しい週末にやることも、ましてやもっと先のことも、何にも楽しそうに思えず、ただ仕事に行きたくない、横になっていたいとそればっかり考えていました。大好きなジャニーズへの興味もなんだか失せて、番組もほとんど見ませんでした。何より、あれだけ望んでいた妊娠を、全く嬉しく思えず、それなのにただただ色んなことが不安でした。

ドラマでコウノドリが始まり、とても救われました。特に産後うつのことが取り上げられていましたが、それを今この時期に見ることができて良かったと思っています。産後も、妊娠初期も、ホルモンバランスの急激な変化で気分の浮き沈みが激しくなるとのこと。産後ほどの大変さでないのは重々承知していますが、妊娠初期にこんなに鬱々した気持ちになったことがドラマを見てとても腑に落ちました。自分では、見た目は暗そうなのに根は明るい「ねあか」だと自負していたし、実際いつもは基本的に楽観主義なので、鬱なんて縁遠いものだと信じ込んでいましたので。それなのにどうしてこんなに元気になれないのか、頑張れないのかと自分を責めては落ち込みました。でもそれが、身体の仕組みのせいなんだよ、誰でもなる可能性があるんだよ、と言われると何となく気持ちが楽になりました。コウノドリ、見てて怖くならないの?と言われますが、確かに怖いこともたくさんあるけど、でも(そこはやっぱりドラマなので)どんなことがあっても産み育てることが凄い奇跡なんだと思える展開になっていることもあり、救われることの方が多いです。子宮頸がんの回の時は、さすがに自分の検査結果が出るまで見られなかったけど…。

ただ、実際に楽観ばかりできないマイナートラブルもありました。最初の検診から2日後から、ちょこちょこ出血があったので。これも、初期にはよくあることらしいですが、お医者さんには「よくあることだから大丈夫だけど、病院には来てね」と言われていたので、検診以外にも何度か病院に言ってしまいました。

何より最初の出血が大好きなジャニーズJr.(当時)のグループ、ふぉ~ゆ~の舞台(GACHI@シアタークリエ)を観劇に行き、開演5分前にトイレに行った時だったんですよね!!しかもお友だちから譲って頂いたたぶん人生で一番良い席!妊娠が分かったのがその2日前だったので、これが最後の観劇だなーと思いながら行った舞台が…!そうは言っても落ち着いて観られるはずもないので、そのまま病院に行き、検査をしてもらい、終演15分前に戻って参りました。この件に関してはシアタークリエのスタッフさんに感謝感謝でしかありません。病院を捜してくれ、タクシーを呼んで付き添ってくださり、あらゆる気遣いとお声かけを頂いて…。最初の出血で不安過ぎて手が震えるほどだったあの時、それにどんなに救われたことか…。後日ご迷惑をかけた挨拶に行った時も「元気な赤ちゃんを産んで下さいね!!」と言って下さって、涙が出そうでした。赤ちゃんが大きくなったら絶対に絶対にまた行きますので!お世話になります!!

このことに限らず、本当に周囲の人の優しさが心に沁みる6カ月でした。今やっと、赤ちゃんがいることの喜びを感じるようになってきました。まだまだ不安もいっぱい、ついよくないと思いながらも検索魔になってしまってさらに不安になる毎日ではありますが。

少し胎動も感じるようになり、赤ちゃんは元気に育っているようです。性別は今のところ女の子…っぽい?まだ確定ではありませんが。できるだけ明るく過ごして、ジャニーズ口ずさみながら、ジャニヲタ胎教を始めようと思います!コンサートや舞台には行かないと決めているのでしばらくお休み。茶の間でがんばって聞かせます。

 細かいことまでブログに書くつもりは今のところないですが、この時期だからこそ感じることは残しておきたいなあと思っています。

【式本番⑤】結婚式当日レポ③(中座~披露宴後半)

中座の間には定番のプロフィールビデオを流します。プロフィールビデオは、自作する技術もセンスもなかったので、コジャレプロジェクトさんにお願いしました。


【La】結婚式 プロフィールムービー - YouTube

「ラ」を選んだのですが、「ラ」は小さい頃からの写真に加えて、今の自分達も登場するので、写真を撮る必要があります。コジャレプロジェクトから送られてくるポーズの指示書に沿って撮影をします。この撮影のカメラマンを、旦那さんの妹さんにお願いしました。旦那さんは写真があまり得意でなく、上手く笑顔が作れないのですが、さすが妹さん!とっても上手く笑わせて撮影してくれました。この、撮影会がとても楽しくて、結婚式準備の中でも特に思い出深いものとなっています。

出来上がった映像が可愛かったことももちろんですが、思い出に残ったという意味でも、コジャレプロジェクトさんで「ラ」を頼んで良かったなー!と思いました。


結婚式のプロフィールムービー | COJARE PROJECT

披露宴に話を戻して、再入場は白いウェディングドレス。入り口のドアから入ってくるかと思いきや、テラスからの入場!というささやかすぎるサプライズでした。
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再入場後は、新婦の父親を呼んで、私は父親と手をつないで高砂まで歩きます。新郎は先に一人で高砂に向かい、最後に父親から新郎へ、新婦の手を託すという流れ。神前式では父親とバージンロードを歩けないので、その代わりに、と東郷記念館で挙式する多くの花嫁がやる定番演出です。父親と歩きながら号泣してしまうのではないかと心配していたのですが、ウェディングドレスで歩くのが難しすぎて、涙なんて出てくる暇がありませんでした。それでも、最後に父親と新郎が握手を交わした時にはやはり感動してしまいました。
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披露宴後半は大忙しです。テーブルラウンドでミニ樽開きをして写真撮影、そしてファーストバイト

ケーキは一番こだわらなかった点でした…。一段で基本のやつで!とお願いしたのがこちらですが、普通にかわいいので満足!
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また、お互いの友人代表にスピーチをして貰いましたが、実は、式の中でここが一番印象に残っています。新郎の方は前述したように、スピーチをお願いした友人が奥さんの出産のため来られなくなり、他の友人に代読をして貰いました。おかげで、元々の友人からも、代読してくれた友人からも言葉を貰うこともでき、さらに友人の出産報告まであるというなんともほっこり、おめでたいスピーチでした。新婦の方は、中学からの仲であり教師でもある友人が、笑いあり、涙あり?のさすがと言いたくなるような完ぺきなスピーチをしてくれました。もう一回聞きたくなるくらい、幸せなひとときでした。

最後に新婦から両親への手紙を。まあ、ここは割愛します。
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新郎の父、新郎からの挨拶をし、最後にエンディングムービーを流しました。エンディングムービーは準備~挙式までの撮って出しを会場にお願いしました。正直お値段はかなり張りますが…それを気にしなければやはり良い記念です。

披露宴がお開きになった後は、テラスでお見送り。来る人にとりあえずお礼を言ってプチギフトを渡す作業は、さながらアイドルの握手会…。天気が良くて本当に景色が良かったのですが、なかなかの暑さでした。
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さらに最後の最後に少し洋風になっている庭に移動し、時間のある方だけで写真撮影。この頃には私は腰が痛くて痛くて…既にウェディングドレスを着ている喜びなんかどこかへ吹っ飛び、とにかく早く脱ぎたいの一心でした。
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無事すべての行程を終えてブライズルームに戻ると、新郎新婦用のお料理を全て運んで下さっており、最後にブライズルームで少しの写真撮影をしてから、着替えてゆっくり頂きました。ブライズルームは1日貸し切りなので、何時までに出なくてはいけない、という制約もありません。(二次会をやる方は急ぐと思いますが。)とにかく疲れたーーー!という感じだったので、お料理をゆっくり堪能できたのはとてもとても嬉しい配慮でした。
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【式本番④】結婚式当日レポ②(会場~披露宴前半)

挙式が無事終わり、ホッとしたのも束の間、すぐに披露宴です。私はこの間に髪飾りだけ変えてもらいました。旦那さんはというと、スピーチを頼んでいた友人の奥さんが急に出産となり(知らせを受けていたのは前日の夜中でした)式に来られなくなってしまったのですが、その友人から無事に赤ちゃんが産まれたという嬉しい報せをこの時受けていました。人生で最大級に幸せな瞬間が、同じ日になった偶然に控え室で二人でひとしきり喜びました。

さて、会場ですが、私たちは東郷記念館の最上階、一番大きな披露宴会場オランジェールを使用させて頂きました。
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当日のこれ以上ないほどの天候のおかげもありましたが、本当に明るくて素敵な会場でした。会場に入り、皆さんの前に立って会場を見回した時の感動は今でも鮮明に思い出せます。
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高砂の装花はこんな感じ。以前の記事でも書きましたが、散々注文をつけて、本当に理想に近い形に仕上げて頂きました。食事は基本のものより1つランクアップした和食のコースです。どれも食器が可愛らしく、また味もとても良かったとの声をたくさん頂きました。
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テーブルラウンドはミニ樽に華みくじを入れました。せっかくの明るい会場だったので、暗くしないと出来ない光の演出は避けたかったのです。
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ウェディングケーキの周りには造花の花びらを。正直ウェディングケーキ周りはかなり節約しました。この造花の花びらは、実は向こうの担当さんの引き継ぎミスにより、無料サービスして頂くことになっちゃいました!ラッキー!

さて、いよいよ披露宴のスタート。新郎はウェルカムスピーチがありますが、新婦は前半でやることはないので、ただただウキウキと扉の前にスタンバイ。こだわった入場曲とともにいざ入場!
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皆さんの前に立ち一礼。和傘を広げて高砂まで移動します。この時ばかりは、自分が主役だ!って感じで柄にもなくテンションが上がりました。
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席に着いてからは、基本的に介添えさんの言うことに従うのみ。あっという間に新郎スピーチ、上司のスピーチ、乾杯の発声が終わりひたすら写真撮影。とにかく作り笑顔をしているだけの(?)ひとときでした。人生のうちでこんなに写真を撮られる日は後にも先にもないでしょう…。
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食事をとる暇はもちろん、飲み物を口にする暇さえないまま時が過ぎ、中座になります。新婦は新婦母と、新郎は新郎母と手を繋ぎ退場しました。何度も繰り返しますが、本当に本当にあっという間です。
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【式本番③】結婚式当日レポ①(仕度~挙式)

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10時40分の挙式だったため、3時間前の7時40分に会場入りしました。朝の原宿は人も少なく、晴れ渡る空に気も引き締まります。

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会場には既にお互いのお母さんも来ていて(自身の着付けのため)、挨拶をしてからブライズルームへ。朝一番の式だったので、すでに受付は整っています。
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ヘアメイク及びメイクの最終確認をしてすぐに仕度が始まります。
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担当の方と新郎のいるところでほぼ裸になって着替えるのでちょっとびっくりしました。ブローだけ終えると朝食を用意していただけました。
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しばしの休憩。

食べ終わると本格的なお仕度へ。ここから、披露宴が終わるまでが、あっっっ……という間でした。
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途中からスナップ写真のカメラマンさん、撮って出しエンドシネマのカメラマンさんが加わり、色々な(やらせ)ショットも撮影していきます。

そして、仕度が終わったらすぐに外での写真撮影に。時刻はもう10時近くになっていて、友人も来ていました。移動の時に受付係りの友人と鉢合わせし、事前にネタバレ(?)してしまう形にはなったけど、友達に会えたことで、いよいよ始まる!楽しみ!とテンションがだだ上がりしました。

写真撮影は手の角度、顔の角度、笑顔の程度まで指定されて大変!何より、打ち掛けが重く、持つ手(裾を引き摺らないように移動の時は常に持っています)がプルプルしてしまいました。
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建物内でも写真。絵になる場所です。ここは親族紹介の部屋の前の通路。もし雨だった場合はここを通って神社に入っていきます。
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親族紹介は、私達自身は何もしません。お互いの父親がカチンコチンになりながら自分の親族を紹介していました。私の場合、旦那さんの親族が多すぎて覚えられる気がしなかったので、全く何も考えずにただニコニコ見ていました。

さて、いよいよ、橋からの庭参進!東郷神社でやるからには絶対にやりたいこの庭参進、念願の瞬間だったはずですが、歩き始めると皆さんの歩幅に対して打ち掛けを来ている自分の歩幅が狭く、とても焦りました。せかせかと、とにかく必死に周りの人達に着いていくことだけに専念していたらあっという間に神殿の中に入っていた感じ。
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そして、挙式です。挙式は、前日に玉串の回し方やお辞儀、拍手のタイミング、新郎の宣詞など入念に練習をしたおかげでつつがなく進んだと思います。
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やはり神式の醍醐味、厳かな雰囲気で、そして親族と友人に見守られる中で行われた式は今でもとても印象深く残っています。指輪交換も、入念に練習していたのですが、いざ本番となると指に入らない!お互い、早朝からの準備や写真撮影で手がかなりむくんでいたようです。入らなかったら途中まで入れて諦める!と決めていたので、何とか乗りきりました。おかげで(?)この時だけ写真が笑顔になっています。
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ただ、1つ残念だったのが、4歳と1歳の姪と、0歳のいとこの子供(もちろん付き添いで姉といとこも)が神殿の中に入れなかったこと。式中に一度でも声を出したら退場になると聞いたので、おそらく声を出さないのは無理だろうとあらかじめ披露宴会場の中で待機していたようです。仕方がないけど、親族の子供くらい甘く見てくれてもいいのにな~。

式が終わると神殿の外で親族写真を撮り、第一部終了です。

挙式が無事終わってまずは一安心!
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【好きなもの】万年筆に込めるストーリー

クローズド・ノート

この小説との出会いが、私の万年筆との出会いだった。映画化され、主演の沢尻エリカが万年筆への想いを聞かれて「別に」と答えたことで一時期話題になった映画だ。

私がこの本を読んで、その後で映画も見て、万年筆に大いに興味を持ったのは、ちょうど社会人になって3年目、教師になりたいという小さい頃からの夢を叶えるためにもう一回挑戦してみようかと考え出した頃だった。

この話の主人公は二人いる。一人は小学校の先生を目指す大学生で、文具店でアルバイトをしている女の子。そしてもう一人は、前述の女の子が住んでいるマンションに、以前に住んでいた女性。小学校の先生をしていて、子供たちの様子や、仕事で悩む自分の気持ちを万年筆で日記に記している。

教師を目指す自分にとって、それだけでもとても魅力的に思えるこのお話だけど、それ以上に引き込まれたのは、万年筆という魔法の道具だった。

主人公の女の子は、父親からプレゼントされた、「ドルチェビータ・ミニ」を愛用している。万年筆を使って勉強をしていると、ちょっと誇らしい気分になるのだそうだ。そして、この本の冒頭では、他にもたくさんの万年筆が魅力的な言葉で紹介される。どれも実在し、歴史ある名盤のものからカジュアルに手に取れるものまであるので、本を読んでいるとすぐさま文具店に駆け込んで実物を見たくなってしまう。

中でもはっとしたのは、アルバイト先の先輩の万年筆営業手法。どんどん一般的に見たら「高い!」と思うような万年筆を売りさばく先輩。彼女が万年筆を売るときは、お客さんと、これから手に入れるはずの万年筆との間に「ストーリー」を作ってあげるのだと言う。

作る人の並々ならぬ想いが込められている万年筆は、ペン先やインクの組み合わせで無限の拡がりを持つことができる。そこに、目の前の万年筆と自分とだけの唯一のストーリーが作られたら、その万年筆、買うしかない。

読後、私はいてもたってもいられなくなり文具店に走った。まずは、一番惹かれた「ドルチェビータ・ミニ」を探す。地中海のフレッシュオレンジジュースのような(??)鮮やかなオレンジにすぐ目がいった。本当に綺麗、そして元気が湧いてくる。

私は、これから教師になって、いつか一人前の教師になれた!と思える日が来たらこれを買おうと思って文具店を去った。

残念ながらまだドルチェビータ・ミニを買う日は訪れていない。これからも訪れることはないと思う。なぜなら、教師になることはできたけど、もう辞めてしまったから。

でも、最近ちょっとだけ良いことがあったので、久しぶりにまた文具店を訪れてみようかと思っている。自分だけのストーリーを探すために。そして、それをいつまでも書き記すために。

【映画感想】この世で一番美しいもの

映画「美女と野獣」を見た。

自分でも驚くことに、やっと、つい先日、初めて見た。こんなにサントラを聴き込んでいるのに!結婚式のBGMは、後半ほぼまるまる美女と野獣にしたというのに!まだ見ていなかったのだ!新婚旅行から帰る飛行機の機内でも見ることができたのだけど、絶対に映画館の大画面で、映画館の音響で見た方が良いと思って我慢をした。それが大正解だった。「美女と野獣」はアニメでも見たことがない。そもそもディズニーのキャラクターにそれほど興味がないため、小さい頃からディズニー映画を見る習慣がなかった。ただサントラの歌詞から話の筋を予想していた。映画を見た理由はただひとつ。私の映画界の自担エマ・ワトソンが主演をするというからだ。

「美しさは内面に宿る」

物語の最初でナレーションはそう語る。

私が映画を見て驚いたのは、物語の最初でベルが思っていた以上に幼い、未熟な女の子として描かれていたこと。外見は美しく、本の虫でとても聡明。でも、本で描かれるどこか遠い国に憧れ、心が沸き立つような冒険を切望している。簡単に言えば、世間知らずな女の子だったのかもしれない。

とても印象的な台詞がある。それは、フランスに来たベルが呟いた、

「思っていたよりずっと小さい」

という言葉。憧れ続けたフランスは、本の中の、あくまでもベルの頭の中のフランスでしかなかった。フランスを見て、その小ささと恐さを知り、夢のような場所ではない、ここもまた人々が犇めき合う現実の世界であることを知ったのだろう。そして、幼いベルを守るために、ベルが心底飛び出したいと思い続けてきた小さな田舎町に逃げてきた父親の愛情に気づいた瞬間だったのかもしれない。

ベルは生まれながらにして美しい。でも、もっともっと美しいことは、両親の強い愛を知って、自分もまた人を愛すことをベルが知ったこと。

エマ・ワトソンはベルを演じるために歌のレッスンを積み重ねたそう。もともとエマ・ワトソンの声はハリーポッター時代から好きなのだけど、美女と野獣のサントラで聴ける可愛らしく透き通っているけれど時に力強い歌声は、その外見に引けを取らないくらい美しい。そしてメイキングで見た黒いレッスン着のエマ・ワトソンも、それはそれは綺麗だった。メイキングと言えば、ガストンの曲は撮影に大変苦労をしたという話がされていた。あれだけ大勢で歌い踊り演じるのだからそれはそうだろうけれど、その稽古風景が本当に「ミュージカルだ!」という感じでとても心動かされた。実際に出来上がったシーンは言わずもがなの迫力で、思わず映画館で拍手をしそうになったけど。

物語の中で成長したベルと、それを演じる着飾らないエマ・ワトソン、二人の美しさに心を打たれる映画だった。この世で一番美しいものは?そう尋ねられたら私は今間違いなくこの二人を挙げる。

結婚式に旧友から貰った、最高の「いいね!」

よく晴れた6月の日。私は美しい刺繍の入った鮮やかな朱色の打ち掛けを纏い、ハレの日を迎えた。

彼女は、披露宴会場の高砂席で10数年ぶりに再会した私に、「良かったね、おめでとう」と涙を潤ませ言った。笑顔がとてもとても綺麗だった。

彼女と私の実家との距離は約100m。自分の家の前から真っ直ぐ伸びる彼女の家への道の、その途中に十字路がある。小学校に行くときも、中学校に行くときもこの十字路で待ち合わせをした。帰り道は、この十字路でまたねと言って別れた。

幼稚園も、小学校も、中学校も一緒だった。小学校は小3からの4年間、中学校は3年間、クラスも一緒だった。部活動も一緒だった。「一緒の部活に入ろうね!」と言っていた彼女は、音楽が好きな私を追うような形で、吹奏楽部に入部した。

彼女は、小さな町でちょっと評判になるくらいの美少女だった。中学校ともなると小さな田舎町でも、少しませた子達が男女交際なんかを始めたりする。ちょっと化粧してみたり、流行りのものをすかさずチェックしたりして、そんな学校内マウンティングのトップにいるような子達が、必ず男女混合のグループで行動するのはなぜなのだろう。ともかく、他校の男女グループが、なぜか彼女のことを知っている。運動も出来る子だった。各学校で選ばれた選手が集まって競う町内の合同運動会では、彼女に話しかける機会を窺う人がたくさんいた。

私はそんな彼女の隣にいて、いつも「その他」の存在だった。

 

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